15 September 2011

今年の陶器市




今年もまた、旧市街で催された陶器市に出かけた。

千鳥のスタンプ模様がかわいいボウルは、この人のブースで。アメリカに住んでいたことがあって英語が大変お上手だった彼女は、日本でも陶芸を勉強したそうだ。確か信楽って言ったと思う。ちょっと自信ないけど。

日本人なんですって言ったらぱっと笑顔が大きくなって、日本での経験から受けた影響、日本で沢山の人に親切にしてもらってとても感動したこと、日本の文化をどんなに尊敬しているか等々、とても熱っぽい語り口で話してくれた。作品のあちこちに使われているスタンプ(千鳥のほかにもうさぎのものとか色々)や、ラッピングに使うマスキングテープなんかを「日本で買ってきたんです」と言ってそれはそれはうれしそうに見せてくれて、こっちまでとってもうれしくなった。

千鳥の渋可愛(←勝手に造語)のと、もうひとつ、真っ赤な数字のデザインが潔くてかっちょいいやつと。直径9センチほどの底が平らなボウルは、オリーブとか枝豆とか入れて出すのにちょうどいい感じ。各12€。






もう一軒別のブースで、小さなお皿とちょっと変わった形のボウルをひとつずつ。

ここは、実は去年行った時にもあれこれ手にとって悩んだお店。あの時は、色々散財した後だったので結局断念したのだった。女性らしい色使いと、つやけしされた表面に映るやわらかい光に惚れ惚れ。

小さくて可愛らしいお皿は10€。ボウルの方はもっとずっと大きくて、それでも12€。ちっちゃいちっちゃい鉢植えを入れたいと思う。






焼き物とは全然関係ないのだが、この日一緒に行った友達が、実によく男性に声を掛けられる人でねえ。この日も合計四人の男性から「ボンジュ~、マドモワゼル(!)」とかなんとか笑顔で話しかけられていた。

蚤の市にも何度か一緒に出かけたことがあるのだが、一度、かなりご年配のムッシュに手を握られて離してもらえなくて困ったことがあった。このムッシュ、他のお客(ワタシ以外にもいたのよ)そっちのけで、ダイアン・キートン似の熟女の彼女を口説いていた。フランスの男性はこういう女性が好みなのか~。

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