25 November 2010

待ちわびる




ムスコの学校の保護者会の主催で、アドベント・リースを作る機会があった。(アドベントに関しては二年前のこの記事をどうぞ。)







アドベント・リースは玄関や壁にかけるリースと違い、四本のキャンドルがのっていてテーブルに飾るもの。アドベント初日の日曜日に、一本目に火を灯す。次の日曜日まで、毎日灯すのはこの一本のみ。二週目の日曜日は、一本目と二本目に火を灯す。三週目には三本、四週目の日曜日には四本全部に火を灯す。キャンドル一本一本に意味があって、最初のは「預言者のキャンドル」、二本目は「ベツレヘムのキャンドル」、三本目は「羊飼いのキャンドル」、四本目が「天使のキャンドル」と呼ばれている。本来は最初の三本が紫色で、天使のキャンドルのみピンクらしい。さらに言うと、火を灯すのはキリストが光であることの象徴、リースの丸い形は神の永遠と統一、土台の緑は命の永続を象徴しているそうな。詳しくはこちら



今回のワークショップでうれしかったのが、色んな種類の生(=本物)の葉っぱを使って作れたこと。すんごくいい香りがするのだ。小さい束をいくつも順番に重ねながら針金で固定していって、土台作りができたらひいらぎの実や松ぼっくりなどの装飾をつけ、最後にキャンドルに針金を通して固定する。

先生は、毎年この時期に作り方を教えているというドイツの人。参加者の半数はドイツの方々で、英語に混じって飛び交うドイツ語に大喜びで耳を傾けるワタシ。もちろん(←いばるな)全く解らないんですけどね、なんだかクリスマスっぽい感じがするじゃないですか。だってほら、フランスのクリスマスマーケットも、有名なものはみんなドイツ国境近くのものでしょう。こういうクリスマス関係の伝統は、フランスよりもドイツの方に根強く伝わっているような感じがしませんか?←勝手にドイツに対して抱いているイメージ。

で、このリース、作るのに二時間半かかりました。土台の緑の部分にボリュームがないと貧弱なので、少~しずつずらしながら、とにかく沢山重ねる重ねる。これに時間がかかるのですね。結構長いワークショップだったので、欲を言うとクリスマス音楽が流れていておまけにホットワインでもあれば言うことなかったなあと思うのだけれど、まあ午前中の話だったし、ワインは無理というものでしょうかね。


帰宅して写真を撮る際に火を点けたくてたまらなかったのですが、こういう伝統は子供と一緒にやるから意味深いのだし、第一まだ三日早いのでぐっと我慢いたしました。


日曜日が楽しみ。


6 comments:

tomshore said...

わあ、素敵ですね。。。。
リースにまつわるお話も興味深く読ませていただきました。
私も作ってみようかなあ。。。レイ作りが応用できそうだ(笑)

cocopuff1212 said...

■tomさん、
うんうん、tomさんが反応するだろうなあと思いながら作ってました(笑)。tomさんだったら上手に作れるだろうなあとも思いましたよ。

出来上がったみんなの作品を見比べるのもとても楽しかったです。

vicolo said...

リース全体像がみたいゾウ~。と思ったものです。

クリスマス市場ってそういえばドイツが有名ですね。
普段はあまりオシャレじゃないドイツ人ですが、クリスマスの飾りつけは盛大なのね・・・

rie said...

すてき~!
こんなリース自分で作ってみたいです。
英語やドイツ語で教えてもらうのはきついので(笑)日本語で教えてほしいです。
とお~ってもよい香りがしそう!
勉強ばかりで心の余裕がなく、こちらにきて
「おっ、クリスマスだった」と気付きました。
いけないですねえ。
cocopuffさんを見習って、生活を楽しま
ないと…

cocopuff1212 said...

■vicoloさん、
すいません、お返事遅くなって。コメントが迷惑箱に埋もれてました。そんな箱があったの、今日初めて知った私(爆)。

このリースを作った後、なんだかドイツに行ってみたくなりました。

cocopuff1212 said...

■rieさん、
ほら~、またrieさん頑張り過ぎでるでしょう(笑)。無理しちゃだめですよ~ん。チョコレート食べて一休みなさってね。