リヨンの夏の過ごし方 そのに ペタンク

 

もしかしたらフランスで一番人気のある競技であるかもしれない、ペタンク。

ルールはシンプルもシンプル、ターゲットのボールにどれだけ近く球を投げられるかを競うもの。我々は三十分も遊べば飽きるのだが、これで延々と時間を過ごしている人、多いのだ。

最初見たときはご隠居さんたちの遊びなのかと思った（ゲートボールのフランス版という印象だった）が、たそがれ時にビール飲みながらグループでわいわいペタンクやってる若者が結構いるのだね。ちゃーんと組織されたトーナメントもあるし、たまに公園で真剣に投げ方の練習してる人も見かける。　

難しい道具は使わないし高度な技術も必要ないし、なんといってもハンディキャップを気にせずに楽しめるところが小さい子供のいる家族向けだと思う。上手下手ってのがあんまりない。今日のゲームだって、おとーさんとムスコ、いいとこ勝負だったしね。しかもおとーさん、結構本気でやっていたにもかかわらず、よ。

とは言うものの、ペタンクは子供が遊ぶゲームじゃないらしく、家族で楽しんでいる人はあまりみかけない。ワタシにはこれが不思議で仕方ない。

簡単なルールで簡単に遊べるのはいいが、この金属の球が非常に重いので持ち運びが大変なのが、ペタンクなのであった。