26 February 2011

山小屋の夜




薪ストーブのあるロッジ。明日から雨と雪で冷え込みそうなので、使う必要が出てくるかもしれない。夜までに使い方を把握しておいてもらおう(←他人まかせ)。


22 February 2011

ふれんちふぁっしょん




田舎や他の町に行くとどうなのかは知らないが、リヨンという街だけに限って言うと、フランスの子供は実にきちんとした格好で通学していると思う。特に女の子。スカートとかワンピースにタイツはいて、靴は革のストラップシューズ、冬ならブーツ。寒い時期の上着はウールのコート。

比べてアメリカでは、女の子でもジーンズとかスウェットなんかのパンツが圧倒的。小学校低学年以下だと、教室や講堂で床に座ることが多いというのも大きな理由ではある。座るときはあぐらだし。実際カリフォルニアに居た時、ムスコが通っていた小学校から、「女の子の場合できればスカートではなくてズボンで学校に来させて下さい」という連絡が来たことがある。靴はもうほとんどみんな運動靴。タイツに革の靴なんて、日曜日に教会の礼拝に行くのに履くものというイメージである。


とにかく動きやすくて楽な格好、というのがアメリカ式。外に出るときはきちんと、というのがフランス式。子供の時からトレーニングされているのですな。

オットの仕事先にアメリカの本社から出張で来ていた女性が、休みの日にスウェットスーツとジョギングシューズでモールに出かけたらじろじろ見られたと言っていた。そりゃあそうでしょ、ここはフランス。しかも都市。うちのアパートにお住まいのみなさんも、いつどんな時間に出会ってもお休みの日でも、そりゃあきちんとした格好をなさっている。

ちなみにワタシ、スウェットパンツで四つんばいになって掃除している日でも、地階までゴミを捨てに行く時はジーンズに穿き替える。この話を件のオットの同僚女性にしたら「えええ~っ!!!」とか・な・り・びっくりされたのだが、週一で建物の掃除に来る女性でさえ結構きちんとした格好をしているのである。住人であるマダムのワタシが汚れたスウェットというわけにはいかないのだ。しかも「ほーらやっぱりあの人アメリカ人ね。だらしない格好で」と思われてアメリカの名を汚してしまってはいけないという、ちょっとしたプレッシャーもあったりする。←もちろんワタシは国籍的にアメリカ人ではありませんが、うちはアメリカから来た家庭として知られているので、なんだか建物内でアメリカを代表してしまっているような気になっちゃうのです。


おフランス。リラックスして住むまでの道のりは、まだまだ長い。

19 February 2011

幽閉生活、その後

樹木希林さん手袋をはめて写真を撮るブロガー一名…



デジタル一眼レフを入手してから、以前使っていたコンパクトデジカメはすっかりムスコのおもちゃになってしまった。旅行の際に持たせると、子供にはちょっと退屈な観光中にこれで遊んでもらえるので重宝している。

自分では使わないので写真を取り込むのをすっかり忘れるのだが、たまにチェックするとこれが面白~い。今日の写真はミラノに行った時のもの。他にもワタシがあれやこれや撮っている姿を撮っていて、いやぁなんだかグサッときましたよ、わたしゃいつもあんなしかめっ面でファインダーをのぞいているんですな。あと、オットとふたりで並んでいてワタシは笑顔なんだけど、隣のオットはむすっとしてたりとか、笑える笑える。

そんなわけで昨日お医者さんに叱られてしゅんとしていたところ、ムスコの撮った写真で気分が明るくなりました(違)。



…とそのブロガーの写真を撮る九歳男児一名。


そうそう、ご心配おかけしたうちのムスコ、扁桃炎という診断でした。昨日(金曜日)の朝からすっかり平熱です。

ドクターには「40度も熱があったのにどうしてもっと早く連れてこなかったの」と言われました。だってずっと熱でうんうん言ってたわけじゃなくて上がったり下がったりだったし、熱以外に症状なかったし、大体熱があるにしては元気で家の中歩き回ってたし、食欲だってあったし…(ぶつぶつ)。周りで風邪が流行ってるからうちも風邪だと思ってたんだもん。

木曜日の朝一番に電話したら空きがなくて金曜午後のアポだったので、ドクターには「月曜日に症状が出たのに金曜日まで放っておいた」と思われたようなのです。こういうことになるのが嫌で、アメリカではいつもグループで開業しているお医者さんにかかっていたのですが(いつものドクターがだめでも他のドクターに診てもらえて、カルテはちゃんとそこにある)、フランスでは言葉のこともあってオプションが少ないんですよねえ。大体グループ開業がフランスに存在するのかどうか。

それにしても、ワタシは「熱以外に症状がないし、家で寝かせてちょっと様子をみましょ」と思っていたわけですが、ドクターの反応を見るとなんだか大ごとで、「週末に具合が悪くなったら私に電話しなさいね。あと、月曜日も学校休ませた方がいいですよ。とにかく月曜日に一度電話してね。回復状態を知りたいから」。じゃあありがとうございましたと言って退室する時にも再度「月曜日に電話するのよっ!」と念を押されました。信頼できない母親と思われたのかしらん…。

ドクターには悪いですが、これ以上続けて休んで算数に遅れが出ると困るので、月曜日は学校に行かせますっ。←ほーら信頼できない。


17 February 2011

幽閉生活




月曜日。ムスコの学校に用事があって迎えの時間より二時間早く行ったら、「E君の具合が悪いんで、さっきそちらの携帯にメッセージ残したところだったんですよ」。とんぼ返りで連れて帰る。

それからずううううっと熱が下がらない。そしてまたラッキーなことに(←皮肉です)オットは出張で留守。

そんなわけで強制ひきこもり生活を送っております。外に出られないので仕方なくたまっていたアイロンがけをしたりして、家事がはかどるわ~(←皮肉です)。

時間だけはあったので、久し振りに写真の整理をして、ミラノベニスの写真をFlickrにアップしました。お目汚しにどうぞ。

14 February 2011

甘い生活



うちは毎日がバレンタインデー。…な~んちゃって。

09 February 2011

元気を着る




今日みたいに空が暗くて気分も暗い日は、元気をまとうつもりでマリン・ストライプ。真っ赤なコートを羽織って出かけよう。


03 February 2011

あなたにはゴミでも


缶そのいち・表



蚤の市の楽しみは、掘り出し物探しだけではない。

商品について熱く討論(それとも値段交渉?)しているお店の人とお客さん。客のワタシを全く無視して友達とおしゃべりに夢中なお店のおばさん。朝の九時からカフェでビール飲んでやたら騒がしいおじさんグループなどなど。蚤の市では、人間ウォッチングをするのも楽しい。



リヨンの(正確には隣の市Villeurbanneにある)Les Pucesに何度か行ってちょっと「あれ?」と思ったのは、年齢層が高いこと。そしておじさん率が高いことである。もちろんおばさんも沢山いるけれど、年季の入ったハンチング帽被って年季の入った革のブルゾン着てるような、そーゆーおじさんがやたら多いのだ。

パリのヴァンヴの蚤の市も確かに年齢層が高かったような気はするが、日本から来ている若い女性グループの姿なんかも一応は目に付いた。しかしLes Pucesではアラフィフのワタシでさえ若い方に入ると思う。フランスの若い人は、古いもんに興味ないのだろうか?





缶そのいち・裏




去年、アメリカから来ていた人が「蚤の市に行ってみたい」というのでお連れしたことがあった。そしたらワタシがいいなと思って手に取るもの片っ端から、「なんでそんなものにお金出そうと思うんですか?」「これヒビ入ってるし錆付いてますよ」「うわ~汚い!」「それをアメリカまで持って帰ろうなんて思ってませんよね?」…。決め手の一言は、「その半額以下の値段で新品が買えますよ」。




缶そのに・表



自分が素敵だな~と思って見ているものにそういう反応をされると悲しくなるのだけれど、ワタシだって時々他の人を見ていて「うっわぁ~あそこのあの人が持ってるあれ、あれは一体何?あんなもん持って帰って何に使うんだろう」と思うことがあるし、帰宅してオットに「あのね、今日ね、とんでもないガラクタ買ってる人を見たんだよ~」とか話しているとオットは困ったような笑いをこらえているような顔をするので、オットから見たら多分ワタシが持って帰るものこそとんでもないガラクタなのだ。



もともとなんにしても価値観の基準は個人個人だけれど、蚤の市ではその主観性が実にはっきりと表れると思う。あなたにはゴミでもワタシには宝物、というわけね。





缶そのに・裏



で。使い道のないガラクタしか持って帰らないわけじゃなくて、ちゃんとお仕事してくれるガラクタだって買ってます、ワタシ。ほら、↓ ね。そいで、これはたったの4€だったのよ。花屋さんで鉢を買ったらもっとするよ。





缶そのさん・使用例


どっちにしても、「またこんなものに無駄遣いして~」と怒らずにいてくれるオットよ、どうもありがとう。