30 November 2011

最近のリヨン


 
冬の初め、朝早い時間のリヨンの表情。

Pont Morand (この記事のNo.1.6)からPont Lafayette(No.1.8)と右岸方面の眺め。街路樹の後ろにドームだけ見えているのは、Hôtel-Dieu de Lyon




リヨン市庁舎の正面玄関。





市庁舎のすぐ前、Place des Terreaux(テロー広場)のカフェ。






リヨンで一番有名なだまし絵壁画のある建物の、表側にあるパン屋さん。



市庁舎界隈にある、いかにもフレンチなアパート(アパルトマンと言うのがどうしても恥ずかしい)。




再度Pont Morandから、今度は下流の左岸方面、ハウスボートが並ぶあたりの眺め。二本角のある建物は、ローヌ県の県庁別館。

リヨンという街は、暖かい時期よりも寒い時期の方が、絶対きれいだと思う。

25 November 2011

クリスマスに読む本 1




感謝祭を過ぎたら、いそいそとクリスマスの準備をする。

飾りはもう全部出してあって、ツリーのオーナメント以外は既に定位置に配置ずみ。この週末からツリーもあちこちで売り出されるはずだから、オットが出張から戻ったらムスコとふたりで買いに行ってもらおうと思う。



うちにはクリスマスの本も沢山あって、この時期になるとテーブルに出しっぱなしにしておいて堂々と読めるのがうれしい(←ってことは普段からこっそり読んでいる)リチャード・スキャリーのこれは、可愛らしさでダントツじゃないだろうか。

来年早々10歳になるうちのムスコ、最近ではリック・リオーダンとかクリス・ダレーシーなんかを好んで読んでいるのだが、この本はなぜか未だにお気に入りで、「一緒に読もう」とか言って本棚から探して持ってくる(←ってことは普段からふたりで読んでいる)。幼児本だけどね、ま、いいじゃないの。ベッドに枕を山のように積んで、ふたりで横になって一話ずつ交代で読む。


とても忙しい毎日だから、そういう時間を大切にしたい。

22 November 2011

感謝する



今日ワタシが感謝したいのは、




冬、寒さをしのげる家があること。


自由であること。


 
守られていること。



 
繋ぐ手があること。



五感すべてがそろっていること。

 


思い出があること。


 
手にとれるすべてのものと、心にしまえるすべてのものに、感謝したい。


18 November 2011

冬の緑





めっきり冷え込んできたリヨン。

アパートの窓から見える街路樹の葉は、まだ枝に貼り付いてはいるけれど、もうまっ茶色(抹茶の色じゃなくて、真茶色ね)。もうすぐ木々は裸になって、向こう側のアパートの部屋の中が丸見えになる季節。


鉢植えのグリーンを買っては枯らし、買い直しては枯らし…を繰り返すワタシ。世話要らずの多肉植物でさえ枯らしてしまう、これは一種の才能と言えるかもしれない ←言えない言えない。でも外の景色がグレーに染まってしまう冬、特に市街地に住んでいると、部屋の中の緑は気分を明るくしてくれる大切な暮らしの要素なんである。なくても死なないけど、あると心の余裕が違う。疲れたときに飲むお茶みたいなもんだと思う。



少し前にまた、日曜日の市場でいくつか鉢植えを手に入れた。多分、この子達が枯れてももう買い直すことはない。三月に入ったらそろそろものの処分を考え始めないといけないからである。無事に育ってくれたら育ってくれたで、里親探しをしなければいけない。

そんなことを考えていたら、ちょっとセンチになってしまった。




12 November 2011

秋の感触




10月最後の週末に、郊外の自然公園(みたいな所)へ行って来た。






山の上なのでリヨン市内よりも気温が低く、一足早く秋が深まっているようだった。







市街地に住んでいると、体に悪い空気が溜まる。定期的にこういう場所へ行かないと、心が酸素不足になるような気がする。






踏んでさくさく、触っていがいが。湿った地面と木の肌に広がる苔はしっとり。






秋は他のどの季節よりも、五感がうれしい時期なんじゃないだろうか。