クリスマスあたりからあちらこちらでちらほら見かけていたガレット・ド・ロワ。
我が家は元旦の日曜日に解禁。ほれ、一応公現祭を祝うために作られたのが始まりだから、キリスト教徒の我が家としては、一月に入るまで待とうかなと。
ピンボケだ…。
この日のために買ったのは近所のパン屋さんのもので、これは正直言ってあんまりおいしくなかった。このパン屋さん、去年半ばに経営者が変わってからパンもお菓子も味が落ちたと思う。以前買ったガレットはおいしかった記憶があるんだけど。入っていたフェーヴはこの日いらしていたお客様が持って帰ってしまったので、手元になし。どんなんだったかも記憶になし ←よっぽどどうでもいいガレットだったらしい。
ピンぼけだ…。
次に買ったのはピニョルのもので、これはさすがにおいしかった。さくさくふわっと軽い生地と、くどくなく上品なアーモンドの味。
去年もおととしも、ピニョルのものは二回か三回買った記憶がある。外すことなくおいしいということでしょう。今年のフェーヴはチョコレートタルトとプラリネタルト。直径20センチほどの比較的小さいガレット(たぶん四人用)に、フェーヴが二つ入っていてちょっとびっくりした。ピニョルさん、気前いい。プラリネのほうは、ぎょっとするようなどきつい赤い色が見事にそっくりそのままである、はっはっは。
ついでに、去年のPaulのフェーヴと(これはワタシが持っているフェーヴの中でたぶん一番可愛いと思う)、
リヨン6区にあるチョコレート屋さんのガレットに去年入っていたフェーヴふたつをご披露。
ピンボケだ…。
お店によってはフェーヴだけ売ってたりもする。ここの去年のフェーヴはイタリアがテーマで、全部で半ダースほどあって箱に入ってディスプレイされていた。グリコのおまけみたいなもんで、ガレットを食べずにフェーヴだけ手に入れるのはちょっとずるいんじゃないかと思っていたけれど、階下のマダム(「ガレット?買うんだったらピニョルが一番おいしいと思うけど、私は自分で焼きますよ。フェーヴは陶器のものを五つも六つも入れるの。孫が喜ぶもんだから、ふふふ」)みたいに自分で作る人が使うのかもしれないと納得。
このマダム、「ガレットって作るの簡単よぉ。レシピあるけど」と言って下さったのだけど、お菓子全般苦手なワタシは、レシピより焼いた実物のほうが欲しい。…と料理人の友人に言ったら、「レシピを滅多に教えようとしないフランス人にレシピあげると言われて即反応しないなんて、あんた何というもったいないことをしたの」としきりに言われた。
さて、話変わって。ガレットよりもフェーヴよりも気になることがある。
先月アラフィフからさらに一歩フィフに近づいたワタシ、近くにあるものの写真を撮るのに最近てこずっております。本日の写真をご参照いただければ即時にお分かりだと思いますが、ピントを合わせるのに一苦労なのです。
フランスに来てから眼鏡を一度も買い替えてないというのも一原因だと思うんですが、ワタシくらいの微妙なお年頃の皆様、この「ピント問題」にどうやって対処してらっしゃるのでしょうか。
2 comments:
明けましておめでとうございます。
今年はガレットは買わないでおこうかなぁと思っていましたが、こうして見ていると欲しくなります。
作ってみようかなとも思いましたが・・・。
paulのフェーヴ、かわいいですね。
ボートのものもなかなかですね。
本年もよろしくお願いします
■nao-leeさん、
お久しぶりです。最近読み逃げばかりでごめんなさ~い。
Paulはフェーヴが可愛いだけじゃなくてガレットもきちんとおいしいので、ここのもリピートしたいと思います。うちはすでに三個食べました(!)。
こちらこそ今年もどうかよろしくお願いします。
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