フランス風に言うとクレモンティーヌ。うちではクレメインタイン (音注意!)と発音。
オレンジ類にも色々あるけれど、日本国外で手に入るものの中では、clementineと呼ばれているものが日本のみかんに一番近いと思う。
リヨンの市場で買えるみかんは(厳密に言うと「みかん」じゃないのかもしれないがそこんとこ勘弁してね)、大抵スペイン産かコルシカ島産。このほか、フランスではモロッコからの輸入ものも出回っている。フランスで手に入る国産みかんはコルシカ産のみ、というのが通説(検索中どこかのページで、コルシカ産のみかんが国産の98%という記事も目にした←が、ブックマークするの忘れた)。
コルシカ産のみかんは高い。ワタシが行く市場では、キロあたりスペインもの安いときは1.50€に対して、コルシカもの2.95€くらいの違いがある。つまりお値段倍近く。それでもこれしか買わないのは、やっぱりおいしいから。食べ比べると絶対違う。ムスコはもうこれでないと嫌だと言う位。
お弁当に四個、帰宅して一気に八個、晩御飯の後に三個…と毎日とんでもない量を食べるので、買うのは二キロか三キロ単位。火曜と金曜の市場では必ず買うし、週末に市場に行った時にも買ったりするので、週に七キロは消費している計算。この時期、ムスコの手のひらをみると黄色い…というのは、決して冗談ではない。
さてワタクシ。ヴァージニアやカリフォルニアに居たときにも野外市場で買い物をしていたが、みかんだけは市場で買ったことがない。というのも、やわなアメリカ人は冬場野外市場を閉めるので、みかんの季節である時期に市場で買い物をしたことがないのである。みかんだけじゃないな。冬が旬の野菜も、市場で買ったことがないのだ。だって市場が立たないんだもんね。
このあたり、アメリカ人はフランス人を見習えと言いたい。雪が降ろうが槍が降ろうが絶対市場を催すフランス人。売る側もえらいが、コート着てマフラーぐるぐる巻いて帽子被って傘さして買い物に行く客のほうもえらい。傘をさしているとかごを持つ手がひとつ減るので困るんだけど。
うちのみかん在庫は、昨日三キロ追加したので大安心。どんとこいいくらでも食べてねでもお腹だけはこわさないで、と思う母であった。
2 comments:
みかん、うちでは果物を私以外ほとんど食べないのであんまり買わないんだけど
家族が多い家や一杯食べる家はみかんは箱で買うよね。
全然買わないから、今ミカンを箱で買うといくら位するものなのか全く見当つかないけど...。
■neroさん、
今週中にスーパーで値段を確認してレポート願います。
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