先週の金曜日。朝、オットが出掛けに「今週末は天気がすごくいいらしい。明日日帰りでどこかに行こう。行き先のリサーチは任せた」と言い残してさっさと出かけてしまった。
そんなこと急に言われても…。安易に「リヨンから日帰り」でインターネット検索したら、挙がった場所は行ったことのあるところばかり。仕方ない自分で考えるしかない←いやそんなに大変な仕事なわけじゃないけど、行き先が残念な場所だったら責任感じるでしょ。
車だと、片道三時間までなら日帰りは余裕でOK。うーんどうしよう。東西南北、どっち方面へ行くか。近場で北は何回も行ってるし。東へ行くとスイスに入っちゃうし(国境を越えると高速料金を一年分ごっそり取られる)。西は簡単に行けて遊べる場所が近くにないし。しばらく考えて、南へ向かうことにした。
L'Isle-sur-la-Sorgueと言う町は、プロヴァンスの中でもアンティークショップが充実していることで有名である。日本語で検索してみたら、ヒット数がすごい。そんなに大きな町ではないけれど、日本では雑誌やら何やらで何度も取り上げられているらしい。
確かに、水路に古い水車が回っていたり、眺めのよい水路際にすわり心地のよさそうなカフェが沢山あったりと可愛い町で、しかもこじんまりとしているので親しみがわきやすい。女の人だったらまず間違いなく喜ぶ場所である。
夏はかなりの数のバカンス客でにぎわうようだが、この日はまだ微妙に肌寒い三月の土曜日。ほとんど誰も居ない…と言っても言いすぎでないくらい。水路沿いのカフェやアンティークモールは開いていたけれど、他の店は閉店率高し。肝心のアンティークショップも、パン屋さんでさえも、閉まっている所が実に多い。しかも、お昼だから閉まってるという様子ではなくて、今日は商売やってませんという印象の閉まり方(シャッター閉じてるし、二時には戻りますとかいう札もかかってないし)。
ゆるいね~、プロヴァンス。
リル・シュル・ラ・ソルグのアンティークショップは、いかにも骨董品!と言う品揃えのものが大変多かった。ワタシは青空骨董市でガラクタの山から掘り出しもんを発見するのが好きなジャンク派で、この町のアンティークはちょっとハイソ過ぎてチラッと見ただけて飽きてしまった。箪笥買ったって持って帰るのに苦労するしね(配達区域じゃないもんね)。
日曜日に来れば、食料や日用品もそろった青空市場が立っていて、ちゃんとガラクタも出品されているらしい。ちょっと残念だったかな。
それにしても、南に向かって高速道路を走るというのは、どうしてあんなにうきうきと楽しいものなんだろうか。ただの日帰りでも、バカンス気分になるからだろうか。
うちは七月初旬には引越(のはず)だからプロヴァンスでラベンダーの香りを嗅ぐのは無理だろうと思っていたが、調べてみたら、六月半ばには花が咲き始め、香りも漂い始めるらしい。なんだまだチャンスが残っているではないか!
六月に入ったらシャンブル・ドットを予約して、週末に二泊三日で行ってみようか。ぎりぎり滑り込みで。
2 comments:
こんばんは。先日はコメントありがとうございました。
素敵な街ですね~。
いつか訪れてみたいです。
先月、バカンスで南仏に行こうと計画していたのですが休みが大幅に減らされてしまい断念したばかりです。
素敵なお写真で行った気分を、味わってます♪
■mammiさん、
南仏には本当に素敵な小さな町が沢山あるので、一週間宿を決めて、車で日帰りであちこち出回るというのが一番ですね。
そういうワタシはまたイタリアに行きたいです(笑)。
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