秋らしくなったりまた夏のような気温になったり。なんだか情緒不安定な最近の北ヴァージニアである。
今日は秋分の日。英語では”first day of fall”、つまり秋の最初の日と呼ばれる。引越してから荷物解きと雑用に追われてばかりで、楽しい時間を過ごすことをまったく忘れていた我々家族。今日は家族三人仕事はお休みして、秋らしくりんご狩りに出かけることにした。
午後から雷雨の予報だったので近い所を探して、車で40分ほどの果樹園へ。朝からお弁当作って保温瓶に熱いほうじ茶を入れて。ピクニックテーブルでお昼を済ませたらバケツを借りに行く。うちは生でしか食べないから、ほんの少しだけ。ついでに梨もちょっとね。
量ってもらって清算するテントに絞りたてのりんごジュースがあったので、小さいのを一瓶買った。砂糖は全く加えられていないのに、すごぉく甘くてとてもおいしい。ちっこい瓶じゃなくて大きいの買えばよかった。
久しぶりに遊ぶことに専念した数時間。深呼吸できて肩から力が抜けたたような気がする。ときどき心を休ませるって、やっぱり大事だな。
とは言うものの、お天気が怪しくなってきて早めに切り上げて帰宅したので、なんだか午後の時間が余ってもったいないような気がして、また荷物解きと片付けに精を出してしまったワタシは、やっぱり貧乏性なんであった。
23 September 2012
24 July 2012
02 July 2012
眺めのいい部屋
三年間住んだアパートはローヌ川沿いに建っていて、川向こうにクロワ・ルスの丘が望める場所にあった。
窓のすぐ下は公園で、近所の保育園や幼稚園の園児が休み時間に遊具を使いにやってくる。一日二回、決まった時間に、楽しそうに遊ぶ子供たちの歓声が聞こえてきた。夕方からは煙草とビール片手におじさんたちがペタンク。夏は夜通しワイルドに遊ぶ若者や野外コンサートでにぎやかな場所でもあった。
交通量の激しい市街地のど真ん中に住んでいながら、窒息しそうな思いをしたことがないのは、この窓からの眺めのおかげである。
このアパートでの最後の朝にこの窓から見たのは、二日間続いた真夏日のねっとりとした暑さを洗い流すような、雨と風と雷だった。
この次住む家の窓からは、どんな風景が見えるのだろう。
20 June 2012
ハイデルベルクそのに
おたおたしているうちに、もう荷物出しの日がそこまで迫っている。
PCは船便出しで九月中旬まで手元に届かないので、今のうちにハイデルベルクの写真をさっさとアップすることにします。写真だけ。ま、そんなこともあるわね。
未知の言語の標識や看板って、見てると楽しい。これがすらすら読める人がいるんだよなあ~~~と感動する。もちろんここで暮らせと言われたらこの未知の言語がストレスの素になるのであるが。←フランス語が素敵とかおしゃれとか思ったことがないワタシ。
川のある町っていいね。この夏からすむ街に、川は…ない。
次の更新は、いつ、どこで…。
14 June 2012
丘の上のお城
ハイデルベルクに行った目的は、たった一つ、ハイデルベルク城。
旅行に行く度に建築物の写真を撮りまくるワタシに、「フランスのお城もいいけど、ドイツのお城を見せてあげたかった」とオット。まるで自分の家を案内するように(=うれしそうに)、あっちこっちを指差して絵になりそうなスポットを教えてくれるのだった。
話に聞いていた通り非常に美しい。美しいのだが、どう見ても城塞という印象で、いかにもお姫様が出てきそうな優雅な眠れる森の美女のお城とは全くイメージが違う。大体、丘の上にででーんと建っている様子からして、下から見上げると「おおおっ」と思わせる威圧感。
攻められることを想定して建てられた城塞なわけだが、戦争や落雷で破壊、そして修復を繰り返したこのお城には、あちこちに崩れ落ちた部分があって、それが壊れたそのままの姿で残されている。廃墟の要素が沢山あるわけで、きれいに全て修復されるより、こっちの方がよっぽどロマンチックだと思った。
大きな砂岩のブロックは、穴をあけてロープで吊り上げたりひっぱったりして丘の上まで運んだらしい。だからこの建物オリジナル部分のブロックには、必ず穴が最低ひとつあいている。(上の写真参照。色が薄い部分のブロックは、後年修復された部分でしょうね。)
この砂岩、インターネットで検索した画像でみると、茶色に見えたりオレンジ色に見えたりあるいはピンクに見えたりする。実物はほんのりと煉瓦色がかったピンク、という感じだった(←どんな色なんだそれは)。もちろん日の当たり方によって色は違って見える。この日、お天気はかぁっと晴れたりいきなりどっしりと曇ったりの繰り返しで、その度に石壁の色が微妙に変わるのがとても面白かった。
子供の頃マンハイムの米軍基地に住んでいたオットは、この城塞に来たことがあるらしい。「らしい」と言うのは、「こんなに近くに住んでたんだから、絶対来たことがあるはず。うちの母さんこういうの好きだし。でも全く記憶にない」のだそう。あ、そう…。
見張り台からの眺めはため息もん。真下に広がる旧市街の建物の、赤茶色の屋根の波。あ、あそこ、さっき通った広場だよ~。
ここで用意されているガイドツアーに日本語のものはなかったが、マイクロフォンで案内しながら歩くガイドさんに率いられて、イヤフォンで説明を聞きながら歩く20人くらいの日本人グループを見かけた。ハイデルベルク自体は静かでこじんまりとした町なので、こういうところに日本から来るということは、ここは日帰りのオプショナルツアーなのかしらん…だとしたら拠点はどこかなあ…ストラスブール?
敷地内のビアガーデンでビールを飲んで一休み。懐かしい響きのBiergartenという言葉を見て大喜びしたのは何を隠そうワタシです。でもドイツのビアガーデンはデパートの屋上じゃないんだよね。枝豆なかったし(日本じゃないんだから)。
英語のウィキペディアエントリーによると、ドイツでの正しいビアガーデンというのは、ガーデンというだけあって緑のある屋外にあって、パラソルではなく木陰で日光をさえぎるセッティングになっており、席はプラスチックの椅子ではなくて木のベンチ、地面は未舗装で小石じゃらじゃら、出される食べ物はファーストフードでなくちゃんとした食事であること、これらの点をクリアしているものだということだ。へ~。
登って来たのとは違う道で丘の下まで降りて、旧市街の広場ですごーく遅いランチ。三時過ぎていたがちゃんと食事ができた。フランスとは違うね~。その後は、お土産屋さんやを冷やかしたりアイスクリーム食べたりしながらゆっくりホテルまで、徒歩で3キロ。
この日はこれだけ。こういう、スケジュールを組みすぎない旅行がワタシは大好きである。
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