ムスコの春休みを利用して、ローマに行った。市内にアパートをレンタルして六泊。
ありがたいことに我々家族、2009年の夏にフランスに引っ越して以来、結構色んな所へ旅行に出かける機会に恵まれてきた。毎回楽しい思いをさせてもらっているけれど、今回のローマ旅行、家族旅行としては今まで一番楽しいものだったんじゃないかと思う。
もともとヨーロッパで観光旅行なんて、子供にはあんまり楽しくないものが多い。どこの小学生が16世紀建築物内部の壁画を見て喜ぶか?さらに言うと、うちでは普段から家族三人全員揃って楽しい瞬間というのがそれほど多くない。オットとワタシはまったく興味の対象が違うし、九歳男児にはこれまた別にニーズが存在するからである。故に、家族で旅行をすると、全員交代・時間の持ち回りで妥協の連続ということになる。「きのうの午後はあんたが楽しい場所へ行ったから、今朝はあたしの行きたい所へ行くよ」というわけだ。
ローマではこの妥協の連続が辛くなかった。ン十歳ブロガー女子の喜ぶ街並みがあって、九歳男児の喜ぶ古代遺跡があって(古代遺跡=屋外、これ小学生には重要!)、四十代前半男子の喜ぶバールとピッツェリアがある。家族全員大喜びのジェラートも山ほどある。
去年の春休みにプロヴァンスに行った時と違って、メジャーな場所へはバスかメトロで三十分かからない。加えて暑くもなく寒くもなくパーフェクトなお天気で、心配していた花粉症はリヨンに比べたらほとんど無に近い。
さらに言うと、この旅行中ワタシは一度も料理をせずに済んだ。夕食をレストランで食べたのが一回、お呼ばれが一回と、レストランのメニューをテイクアウトしてアパートに戻って食べたのが四回。食器洗いは必要だったけど、ご飯の支度をせずにすむと、そりゃあリラックス度がもう全然違うのですねえ。今後の旅行を計画する際、これは大きなポイントになるでしょう、はい。
レポートは…いつ書けるか分らないので、写真だけさっさとアップしました。こちらでスライドショーが見られます。お目汚しにどうぞ。
4 comments:
春のローマ、さぞやきれいだったことでしょう。
昼よし、夜よしの永遠の都ですねぇ~。
写真見せていただきますね。
仕事前にちょこっとよりました。誘惑にうちかてず。この家族そろって、というのとっても良くわかります!!(ミラノ行きが流れたのも、今回フランスにゆっくり家族で行こうかというのがながれあわただしくでも私と母とでの旅行になったのも結局これ。)
そうか~。ローマ。楽しそう。今年の旅行はもう予算がありませんが来年当たりいいかも。
これから仕事に行って、おわってから大学に出向いて試験をうけて、明日の昼間、もうひとつ仕事が入っているのがすんだらゆっくりリヨンでの計画を立てる予定です。
でもその前にローマの写真も見に行ってしまいそうです~。
■ガブさん、
地元の友人が、ローマは今が一年で一番きれいな時期なんだと言ってました。リヨン在住のローマ出身の知人は九月がいいと言ってます。
夏と冬は避けろってことですかね。
■らいおんみどりさん、
観光地としてローマに人気があるの、すんごく納得しました。
パリなんか(「なんか」なんて言っちゃパリに悪いんですが)よりローマの方が、家族旅行の目的地としてはよっぽどいいと思います。
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